無病息災を願って、七草粥を食べよう

七草粥

お正月明けにいただく七草粥。聞いたことはあるけれど、きちんと知らないという方も多いかもしれません。

豊作と無病息災を祈っていただく伝統食。コロナ禍にある今こそ、ご家族みんなで祈りを込めて、召し上がってみてはいかがでしょうか。

七草粥とは

一月七日、一年で最初の節句「人日(じんじつ)」に、七草の入った粥を食べる行事です。

中国から来た風習ですが、江戸時代には日本の習慣として広まったそうです。

新年はじめに芽吹く植物を食べることで、邪気を払い、自然界から力を得られるため、無病息災が叶うとされていたのだとか。

昔は、前日に七草を摘んでおき、まな板の上の草を決まった回数叩いて刻むなど、祈りに似た作法もあったようです。

七草の種類は

七草

七草は、「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の七種。

ビタミンCやミネラルが豊富なセリ、ビタミンB1などが含まれるナズナ、ジアスターゼの豊富なスズシロ(大根)といった、胃腸の働きを助ける野菜が多いのが特長です。

機能面だけでなく、いずれも縁起の良いいわれを持つ植物なので、お正月明けの儀式としてもピッタリですね。

気になるお味は…

自分で七草を摘むのは難しいですが、スーパーなどで売っている七草粥セットを利用すれば簡単です。

【簡単な七草粥のレシピ】
①七草をさっと塩茹でし、細かく刻む。
②お粥を炊く。(※米1/2合:水600ml / 2人分)
③好みの炊き加減になったら、①の七草と塩2つまみを入れる。
④軽く煮立ったらお好みで味を整える。
<オススメ調味料>
醤油、ほんだし、白だし

基本の味付けは塩だけですが、シンプルすぎて物足りなかったり、七草ならではの青臭さが気になる方もいるかもしれません。

そんな時は、出汁や溶き卵を加えたり、鶏肉やちりめんじゃこや柚子胡椒など、味に変化を加えても美味しいですよ。

今年一年の無病息災を願って、ぜひ召し上がってみてくださいね。

まだまだ大変な世の中ですが、皆様にとって今年一年が良いものとなりますように。

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