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捨てる前に試してみよう!余りがちな保冷材の活用法

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お惣菜やケーキなどを買うと付いてくる保冷剤。ふと気づくと、冷凍庫の中で溜まりすぎていた、なんてことありませんか?

今回は、要らなくなった保冷剤の活用法をご紹介します。冷やす以外にも、実はいろいろ使える保冷剤。要らなくなった保冷剤を捨てる前に、ぜひ一度試してみてくださいね。

保冷材の中身って?

ゲル状の保冷材の中には、「高吸水性ポリマー」という物質と水が入っています。高吸水性ポリマーは、自重の100~1,000倍もの水を給水してゲル状に変化させることが可能な上、給水後は圧迫してもほぼ水漏れしないという性質のため、保冷剤のほかおむつや生理用品などにも使われています。

※保冷材の中には、凍らせても固まらないもの、水だけで出来ているものなどもありますが、ここでは高吸水性ポリマーを使った保冷材についてお伝えしてきます。

活用法①保冷剤で温める?

冷やすのが目的の保冷材。お弁当やペットボトルの保冷はもちろん、外出時の熱中症対策にも活用できます。またレタスなどの葉物を洗うときや、蕎麦やそうめんを冷水で締めるときにも便利ですね。

意外ですが、湯煎などで程よく温めて使うと、ホットマスクやアイマスクとして利用できます。また美容パックの上に温めた保冷剤を乗せれば、浸透効果も大幅アップするそうです。

ただし、温めすぎると中身が破裂する場合もあるので、ちょうどいいと思える程度の温度を心掛けましょう。また、電子レンジで加熱するのも危険なので避けましょう。

活用法②芳香剤にアレンジ

保冷材は、お手軽な芳香剤にリメイクできます。やり方はとってもカンタン。保冷材を常温に戻したら、袋を開けてコップやガラス瓶などに中身のゲルを出します。そこにお好みのアロマオイルを数滴加えて混ぜるだけです。香りがなくなってもオイルを追加すれば、ゲルが乾燥するまで繰り返し使えます。

また、透明なゲルに水彩絵の具や水性蛍光ペンで着色したり、造花やビーズを散らしたりすれば、きれいなインテリアとしても楽しめますよ。

活用法③虫除け剤にアレンジ

アロマオイルの代わりに、除虫効果のあるオイルを使えば、虫除け剤として活用できます。虫除け効果が期待できるのは、レモングラスやティーツリー、ユーカリやハッカといったハーブ系オイル。ベランダや玄関、キッチンなど虫の入り込みやすい場所に置いて、有効活用するとよさそうですね。

こちらも、香りが切れたらオイルを追加すれば、ゲルの水分がなくなるまで繰り返し使うことが可能です。

活用法④ガーデニングにも使える?

高吸水性ポリマーは、園芸用の保水ゲルに使われることも多い素材。その性質を利用して、植木などに水分供給をすることもできるのだそう。

解凍して袋から出したゲルを植木などの土の中に入れておくと、水分がゲルから土に溶け出すため、数日であれば水やりをしたような効果が得られるそうです。

そのほか、フラワーアレンジメントで使うオアシスの代わりにもなるそうなので、ぜひ試してみてくださいね。

ここに注意!

高吸水性ポリマーは、素手で触っても害はありませんが、誤飲しないように気を付けなくてはいけません。誤って飲んでしまうと、その高い吸水性が害となり、体内で大量の水分を吸収してしまい、健康被害を起こすことも。

ゼリーのような見た目なので、特に小さなお子さんやペットなどが口に入れないよう注意が必要です。芳香剤などにリメイクする際には、容器の口を通気性のあるフタやフィルムでカバーするなどの工夫をしましょう。

捨て方にも注意

保冷材を捨てる際は、袋から出さずにそのまま可燃ゴミとして廃棄します(※自治体によっては不燃ゴミのケースもあり)。

中身のゲルをシンクや洗面所などに流すのは、絶対にやめましょう。高吸水性ポリマーは、大量の水分を吸収して膨張する性質上、排水管を詰まらせたり故障させる原因になってしまいます。

再利用などで、袋からゲルを取り出した場合には、ビニール袋に再度密閉した状態にしてから捨てるようにしましょう。

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