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春に出会えるカワイイ野鳥「ウグイス or メジロ」あなたはわかる?

春ですね!梅や桃、チューリップなどの花が咲きはじめ、都心でも春らしい彩りが楽しめるようになってきました。花々とともに、目にする機会が増えるのが、かわいらしい野鳥たち。

そこで、問題です!

この写真の鳥は、何でしょう?

答えは「ウグイス」?いえいえ、違います。正解は、「メジロ」なんです! 

今回は、このウグイスとメジロについて解説します。有名な鳥だというのに、なぜかメジロと間違われることが多い、気の毒な鳥ウグイス。

先のクイズでまんまと引っかかってしまった方は、本格的な春の到来を前に、この記事で正しいウグイス&メジロ情報を上書きしておきましょう!

では、ウグイスはどんな鳥?

先の画像がメジロなら、実際のウグイスはどんな鳥なのでしょうか。
ハイ、こちらです。

う~ん。可愛いけれど、なんだか想像よりだいぶ地味目なビジュアルですよね(笑)。

ウグイスは体長14~15cm程度、背中が黄緑がかった地味な茶色をしています。

ちなみに、よく知られた「ホーホケキョ」という特徴的な鳴き声は、繁殖期のオスのみが出す“さえずり”で、ウグイスの基本的な鳴き声は「ジャッ、ジャッ」という地味なものなのだとか。姿も声も、イメージよりかなり地味目な野鳥のようですね。

なんでメジロと間違われるの?

体長10~12cm程度、あかるい黄緑色の羽毛と目の周りの白いフチドリがかわいいメジロ。林や藪の中でひっそり過ごすウグイスと異なり、梅や椿などの木に花の蜜を吸いに来るため、私たちが目にする機会も多い野鳥です。

この小さな黄緑色の野鳥を「ウグイス」と勘違いしてしまう理由は、主に二つあります。

■花札の「梅に鶯」に描かれたウグイスが、明るい黄緑色に彩色されている。

※メジロが描かれているという説も。

■和菓子のうぐいす餅に使われるきなこ「うぐいす粉」が、メジロに似た明るい黄緑色をしている。

う~ん、確かにこんなややこしい要素があったら、間違って覚えてしまいそう!

ウグイス色ってどんな色?

では、江戸時代からある実際のウグイス色を見てみましょう。

茶色と黄緑のあいだのような、くすんだ色味。確かに、ウグイスの背中の色合いと似ているようにも見えます。まちがっても、メジロやうぐいす餅のようなあかるい黄緑色ではありません。

ウグイスとメジロを混同していただけでなく、私たちはどうやら、ウグイス色についても勘違いしていたのかもしれませんね。

以上、ウグイスとメジロの違い、間違われやすい理由について調べてみました。

春の気配に誘われて外歩きをする際は、ぜひ木々のあいだにあかるい黄緑色を探してみてくださいね。

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