「とりあえずビール」ならぬ、「とりあえずハイボール」党の党員が増えているこの頃。ここらで、おうちハイボールのレパートリーを広げてみませんか?この記事では、いつものウイスキーにフルーツやスパイスといった自宅にある食材を加えて、変化を楽しむレシピを紹介していきます。お仕事終わりの一杯に、寝る前のくつろぎタイムに、週末のパーティーに、ぜひ新しいハイボールの味を取り入れてみてください!
まずは、キホンのハイボールの作り方
ハイボールとは、ウイスキーをソーダなどの炭酸で割ったもの。ウイスキーならではのまろやかな芳香と飲み口の清涼感に加え、糖質やプリン体を気にせず飲めることから、老若男女問わず人気が定着しました。
そんなハイボールの基本レシピを、まずはキッチリおさらいしておきましょう!
■材料
ウイスキー 30㏄程度
炭酸水 120㏄程度
氷 適量
■作り方
①グラスに氷を入れる:
グラスに氷を入れ、マドラーでグラスのフチをなぞるように氷を回し、グラスを冷やす。
※氷はなるべく自宅の製氷機で作ったものではなく、純氷やロックアイスを使うとよい。
②ウイスキーを入れる:
グラスに入れた氷から解けた水を捨て、ウイスキーを注ぐ。マドラーで氷とウイスキーを静かになじませる。
③炭酸水を入れる:
氷に当てないよう炭酸水を注ぎ入れる。炭酸が抜けないよう、マドラーで一回だけ静かに混ぜる。完成!
ハイボールの定番アレンジ
それではまず、飲食店などでも見かける定番アレンジを三種ご紹介しましょう。
■レモン:
くし形にカットしたレモンをグラスに絞り入れてから、ハイボールを作る。適量のレモン果汁や柑橘系100%ジュースなどでも、さっぱりと飲みやすい味わいに仕上がる。果汁分を意識して、濃い目に作ると◎。
■ジンジャー:
炭酸水の代わりにジンジャーエールで割る「ジンジャーハイボール」のほか、スパイスのパウダージンジャーや生の生姜スライスを適量入れて作る「生姜ハイボール」もオススメ。また、寿司のガリ(生姜の甘酢漬け)を入れて作る「ガリハイボール」も、甘酢の風味が効いておいしい。
■ハチミツ:
甘味を足したいときは、ハチミツを適量入れてハイボールを作ると優しい味わいに仕上がる。カナディアンウイスキーやメープル香の強いウイスキーなら、メープルシロップを入れると相性抜群。
ちょっと個性派アレンジ
ひとひねりを加えたアレンジレシピです。お店で頼むのは気乗りしなくても、自宅で作るならハードルも低いかもしれません。気になるレシピがあったら、どんどんチャレンジしてみましょう。
■ミントの葉:
グラスにミントの葉と砂糖を入れ、すりこぎなどで潰して風味を出したら、氷とウイスキー、炭酸水を入れる。「ミントジュレップ」というカクテル名でも知られる爽やかな一品。
■ブラックペッパー:
キリッとしたスパイシーな飲み口が好きなら、最後に粗く挽いたブラックペッパーを入れて仕上げるのがオススメ。さらに刺激を効かせたい人は、鷹の爪(唐辛子)を入れるのだとか。
■トマト:
リコピンが豊富なトマトを使った、健康志向ハイボールも人気。トマトジュースで割るほか、ザク切りにした生トマトを入れたり、冷凍しておいたミニトマトを氷代わりにハイボールに入れて飲む方法もある。
■スパイスあれこれ:
クミンやカルダモン、クローブ、シナモン、コリアンダー、粉山椒などのパウダースパイスを入れると、エキゾチックな風味に仕上がる。ウイスキーの風味に合わせて、スパイスを選ぼう。甘みや酸味を足したいときは、ガムシロップやレモンなどでアレンジする。
漬け込みウイスキーもオススメ
フルーツやハーブなどを漬け込んで作る「漬け込みウイスキー」が、SNSなどで話題になりました。ウイスキーはアルコール度数が40℃以上あるため、自家製梅酒と同様、自宅で漬け込むことが可能です。好みに合わせて漬け込んだウイスキーで、ハイボールを作ってみるのも楽しいですね!
※漬け込み酒は、販売することが禁じられています。
■フルーツ:
しっかり洗って水気を拭いたフルーツを保存瓶に入れ、ウイスキーを注いで漬け込む。イチゴやリンゴ、オレンジは3~5日程度、梅は1~2か月程度で仕上がる。必要があれば、氷砂糖などで甘味を足す。
■スパイス:
シナモンスティックやバニラビーンズ、コリアンダーシード、クローブ、スターアニスなどのホールスパイスを漬け込んで香りを移すと、個性的な風味に仕上がる。さっと湯通ししたレーズンなどのドライフルーツを加えても◎。
その他、コーヒー豆や紅茶の茶葉を入れるなどのアイディアも見られる。ウイスキーは、その産地や原料、製法によって、味や香りが大きく異なります。お気に入りのウイスキーに合わせて、ぜひ自分だけのスペシャルなハイボールレシピを見つけてみてくださいね。