メキシコ帰りの友人に教えてもらい、ついに本格的なタコスづくりの世界に足を踏み入れました。なんだか大変そう・・・困難なイメージがある本格的なタコス。勝手なイメージですが、陽気なメキシコの人が古くから食べているタコスだからきっと楽しく作ったら美味しくなるはず!
何か新しいことを始めてみたい。そんな思いもあったので、すぐにAmazonでタコスグッズを購入!
材料も意外とシンプル!お家によくある野菜と基本のスパイスがベースになるので思いの外気軽にチャレンジできます!
さあ、マリアッチの音楽に乗って作ってみよう!
マリアッチ (Mariachi)は、メキシコの音楽のひとつであると同時に、その音楽を演奏する楽団の総称として呼ばれることもある。
Wikipediaより
演奏にはヴァイオリン、トランペット、ギターなどを使用する。
タコス・デ・カルニタス!
今回はメキシコの豚肉料理「カルニタス」(スパイシーな角煮的なやつ)のタコスにチャレンジ!これは、本物を食べたことがないので正解が分からず若干不安があったので、実際に食べる前日から用意を始めました。
カルニタスのレシピ

【材料】
・豚バラブロック(食べたいだけ。私は今回豚バラブロック2個で約800g用
・ラード
・ビール(発泡酒でもOK、苦味がスパイスになります)
・コーラ(コーラのスパイスを生かそう)
・オレンジジュース
・タイム
・クミン
・オレガノ
・チリパウダー

【作り方】
① 豚を鍋に入れコーラ、ビール、オレンジジュースをヒタヒタになるくらい入れる(大体で大丈夫)
② スパイスを入れる(スパイシーが好きな人は多めに)
③ 2時間以上煮る(ホロホロになればOK)
これだけです。
材料の量は好みに合わせて調節してみてください。分量が決まっていないのがいいところ!それぞれの家庭の味になります。
本来はラードで煮込むそうですが、後処理が大変なので、家庭で作る場合はコーラ・ビール・オレンジジュースで十分!


2時間近く煮込むと上の画像のように、ホロホロのスパーシーな角煮「カルニタス」が完成していきます。
私は水分が飛ぶまでしっかり煮詰めました。
【気をつけること】
オレンジジュースとコーラで煮るせいか、油断すると焦げ付きます。しっかりと見守りましょう。
2種類のサルサ
タコスと言ったらサルサがなければ始まらない!!今回は緑の「サルサヴェルデ」と赤の「サルサメヒカーナ」の2種類のサルサを作っていきます。
サルサヴェルデのレシピ

【材料】
・キュウリ(1本)
・ピーマン(2個)
・玉ねぎ(半分)
・ニンニク少々(小さめひとかけ)
・青唐辛子 / ハラペーニョ(3本入れると辛いですがタコスにするとちょうどいい)
・パクチー(一株くらい)
・お酢(ちょろっと)
・ライム(8当分を1個絞るくら
・お好みでタバスコ
こちらも分量は目安です。お好みで調整してください。
【作り方】
① 玉ねぎ、きゅうり、ピーマンを一口大にカット(青臭さが苦手な方は600Wで3minくらいチン)
② 全てミキサーかける
完成。
サルサメヒカーナのレシピ

【材料】
・玉ねぎ(1個半)
・トマト(2個 )
・パクチー(2株くらい)
・お酢
・ライム
・お好みでタバスコ
【作り方】
① 玉ねぎ、トマトは粗微塵に。玉ねぎは水にさらしておく
② パクチーを細かく切る
③ 調味料を入れて混ぜる
完成。
どちらのサルサも作ってから時間をおいた方が、味が馴染んで美味しかったです。
マサのトルティーヤ生地づくり

今回は本格的に、マサ(とうもろこし粉)を使ったトルティーヤを作りました。amazonで600gちょっとで1000円程度で購入しました。
【材料 / トルテーィーヤ約25枚分】
・マサ(300g)
・ぬるま湯(400ml)
・ラード(チューブ1/5位)
・塩(小さじ1.5位)
【作り方】
① マサに分量の塩を加え軽く混ぜ合わせ、ラードを入れ、ぬるま湯を少しづつ足しながら、まとまるようにコネ合わせていく。
② コロコロと1個27gくらいに丸め(25個前後できる)、バットに並べラップをかけておく(乾燥防止)
③ 20分くらい生地を休ませる。

生地作りはこれで完成。
ここからが本番!トルティーヤを焼こう!
本気でタコスを作る気持ちの表れが、このプレス機。そして重要なのが、ジップロックをハサミで開き生地が剥がしやすいように一手間加えること!!

先ほど丸めた生地をポンと置き、いざプレス!!


もう!ほぼトルティーヤ!!!ここまで来たらあとは焼くだけ。

強火で片面30秒ずつ焼いたら完成!ここでおすすめなのが、鉄のフライパン。テフロン加工だと長時間の強火に耐えられずテフロン加工がダメになってしまうかもしれないのでご注意を!

焼いたトルティーヤは専用の容器に保管するか、1枚づつラップを挟んでキッチンペーパーを入れたジップロックに保管しよう。画像のキッチンペーパーは湿度を吸い取るために丸めてポイっと入れておきました。
本当は底に布巾を敷いておくと良いそうです!
完成〜


この3つを先ほど焼いたマサのトルティーヤに乗せたら、タコス・デ・カルニタスの完成!!!カットしたライムも忘れずに。

食べきれなかったトルティーヤは、次の日でも食べられます。さっと水に潜らせ(乾燥した場合)、とろけるチーズを乗せて焼き直したら「ケサディージャ」に。切って揚げれば、おつまみやおやつにぴったりのトルティーヤ・チップスになります!
ミチェラーダで乾杯!

ここまで来たら、飲み物にまでこだわりたい!
合わせるのは、メキシコ発祥のカクテル「ミチェラーダ」
【材料】
・コロナビール(薄めのビール)
・トマトジュース(クラマトがおすすめ)
・ライム
・タヒン / Tajin(メキシコのチリパウダー)
今回はタヒンがなかったので、チリパウダーを混ぜたオリジナルスパイスソルトを使いました。ライムでぐるっとグラスのフチを濡らし、お塩をつけます。あとはビールとトマトジュースを入れるだけ〜(本当はタヒンも入れたい・・・涙)
ミチェラーダはいろんなレシピがあります!お好みの作り方で楽しんでください。
最後に。
初めてメキシコ料理にチャレンジしてみて思ったことは、和食やフレンチのように繊細に気を遣う必要がなく正解のない無限な味の料理だと思いました。感覚や好みで分量を調整しながら、各家庭ならではの味を作っていくことがとても楽しいです。
気負わず、陽気に!迷ったらメキシコの風景を思い出して!楽しく作って楽しく食べよう!
お金を払って、いろんなタコスの味を知りたくなりました。
サル〜🍻