使い込まれた風情のある家具や雑貨には、新品にない不思議な魅力がありますよね。今回は、インテリアに独特の味わいを与えてくれるアンティーク&ヴィンテージについて調べてみました。効果的に取り入れることで、インテリアをグレードアップさせてみてはいかがでしょうか。
長い時の流れを感じる “アンティーク”
「アンティーク」とは、いわゆる骨董品のこと。輸入に関わる定義としては、100年以上経過した美術品や工芸品を指すのだそう。
艶が美しいマホガニーのデスク、優美な猫足の肘掛け椅子、繊細な飾り彫りの置時計などが思い浮かびますね。
日本のコンパクトな室内に置くなら、重厚なアンティークを揃えすぎて部屋が暗い色調になりすぎないよう注意しましょう。
ライトな色調のシャビーシックテイスト、またはナチュラル感のあるカントリーテイストの家具などは、部屋の印象を柔らかくしてくれます。家具ではなく、アンティーク雑貨をオシャレに配置して、パリのアパルトマンのように仕上げるのも素敵ですね。
古き良き “ヴィンテージ”
ヴィンテージとは、「年代物」「古くて価値があるもの」といった意味。アンティークより年代は新しくとも、使い込まれた風合いのアイアンや木材、レザーなど、素材の年代感が楽しめる家具や雑貨を指します。
例えば革のヴィンテージソファであれば、レンガ壁とユーズド感のある床材の部屋を組み合わせたブルックリン風のテイスト、海やリゾートなどの要素を取り入れて西海岸風のテイストにするのも素敵ですね。スチールやメタリックな小物と合わせると、より男っぽくクールに仕上がります。
ほっこり懐古 “レトロ”
古くてオシャレと言えば、レトロという言葉もあります。レトロは「懐古趣味」という意味で、何となく『時代を感じさせる愛すべきもの』に対し、幅広く使われています。
コンパクトなサイズ感の家具やポップな色使いの食器などが逆に目新しい昭和レトロ、動植物をあしらった柄や優し気なファブリックの北欧レトロなどは、今お使いの家具にプラスするだけで、お部屋をほっこり愛らしい印象に仕上げてくれますよ。
20世紀中盤のデザインであるミッドセンチュリーなんかもどこか時代を感じるレトロな雰囲気が魅力的ですね。
“古さ”を取り入れるインテリア
いかがでしたか。お引越しの際はもちろん、日々の生活で気分転換をしたいときにも、古くて新しいニュアンスをぜひ取り入れてみてくださいね。