「おうちで野菜を育てたいけど、イチから揃えるのはちょっと…」という方、“リボベジ”を始めてみてはいかがですか?
リボベジとは“リボーン・ベジタブル”の略。野菜のヘタや根っこ部分を捨てずに育て、再利用することを指します。お皿やコップを使い水だけで育てるので、特別用意するものもなくとってもお手軽。いつも捨てているヘタや根っこが成長を始め、スクスク育っていく様子は見ているだけでも癒されます。見てかわいく、食べておいしい、ちょっとエコなところもなおGOOD。そんなリボベジについて、まとめてみました!
どんな野菜がいいの?
リボベジの代表選手といえば、やっぱり豆苗。そのほか、大根やニンジン、カブやニンニクなどの根菜もリボベジ向きです。とくに大根やニンジンの葉は、実よりも栄養価が高いので、手軽に摂れるのは嬉しいですよね。また水菜やキャベツ、ホウレン草、リーフレタスなどの葉物、長ネギや玉ねぎ、三つ葉やクレソンなども育てやすいそうです。これから夏場に向けては、暑さに強いバジルやミントなどのハーブ類もオススメですよ。
種類別の育て方
どのように育てるのか、種類別に見ていきましょう。
■豆苗
根っこから3㎝程度のところを切る。容器に入れ、根が浸る程度の水を張る。豆部分は腐りやすいので、水に浸さないよう注意する。
一週間前後で収穫が可能。順調に育てば、二回ほど収穫できる。
■根菜(ニンジン、大根など)
ヘタは、2~3㎝ほどの厚みを残して切り落とす。切断面を下にしてお皿などに置く。切り口が浸る程度の水を入れる。順調に育てば、二週間ほどで収穫が可能。
■ネギ類(長ネギ、小ネギ)
根元から5cm程度のところを切る。細長く上に伸びるので、高さのあるコップなどに挿し、根が浸る程度の水を入れておく。一週間ほどで収穫可能。再度収穫できる場合も多い。
■ハーブ類(ミント、バジル)
根っこがついていなくてもOK。節が一つ以上あり、数枚の葉が残った10cm程度の茎を使う。グラスなどに入れ、茎部分だけを水につけておく。日当たりのいい場所で育てると、数日で根と新芽が出てくる。
ハーブ類以外は、直射日光が当たらない明るい場所で育てましょう。水の濁り、夏の暑さやエアコンなどによる水温の上昇にも注意が必要です。
こんなところに注意
腐りやすいため、ハーブ類以外は水の量は少なめが肝心です。根っこは浸す程度、切り口も浸す程度の水でOK。毎日、流水で良く洗うことも重要です。
特にニンジンや大根などは、底部分につきやすいヌメリもきちんと洗い落とします。万が一、異臭がしたりカビが生えてしまったときは、潔く諦めてお別れすることも大切ですよ(笑)。
また収穫した野菜を食べるときは、衛生面の不安をなくすためにも加熱調理を心がけてくださいね。
いろいろな野菜を育てて、賑やかなリボベジ生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。