災害に備えて、準備をしていますか?
あるアンケート結果によると、約半数以上の方が「災害時の備えをあまりしていない」と回答しているそうです。
来たるべき日に備え、準備しておくべきとわかっちゃいるけれど、水や非常食、非常用トイレといった防災用品は、場所ふさぎな上に見栄えもイマイチ。狭いマンションに置くには、ちょっと抵抗がありますよね。
というわけで、今回のテーマは“普段づかいできる防災グッズ”。平常時でも災害時でも使える、“フェーズフリー”なアイテムをチェックしていきたいと思います。
ところで、フェーズフリーって?
フェーズフリーとは、平常時と非常時ふたつの局面(フェーズ)の境を超え、身の回りの商品やサービスを役立てていこうとする考え方。平常時と非常時、どちらの状況でも使えるようにデザインされた商品やサービスのことを指します。
ここでは、防災用品でありながら、日用品として、あるいはオシャレなインテリアとして活躍する嬉しいアイテムをご紹介していきます。
暮らしに必要な灯り
停電の際、暗闇を照らす非常用照明は必須です。懐中電灯を備えている人は多いと思いますが、いざというとき電池が切れていたりするケースも。懐中電灯のほかに、充電型の照明器具があると安心です。ソーラー充電型やスマートフォンの充電機能が付いたものなども出ているので、チェックしてみるとよいでしょう。
オシャレで機能的なランタンを持っておけば、花火やキャンプなど外遊びに使えるのはもちろん、おうちでのリラックスタイムの雰囲気づくりにも一役買ってくれますよ。
待ったなしのトイレ問題
どんな状況下でも、待ってはくれないのがトイレ問題。特にマンションなどでは地震の際、断水になることも多いので、トイレの備えは必須です。簡易トイレには携帯式、便器設置式、組み立て式の三種類があるので、家や職場や車の中など、備えておく場所に合わせて選びます。
実用一点張りでデザイン性とはかけ離れていそうな非常用トイレですが、最近はキュートなアートパネルの中に収納されたおしゃれな「アートトワレ」なども出てきています。ご家庭のトイレに飾るほか、友人や離れて住む家族に贈るなど、スマートな気遣いをしてみるのもいいですね。
魅せたくなる非常食
非常食の主流といえば、乾パンや缶詰などなど。失礼ながらイマイチ見栄えがしないものばかりでしたが、昨今はおしゃれでおいしい非常食がたくさん出てきています。
例えば、また、「IZAMESHI(イザメシ)」は、ご飯ものからお惣菜、麺類まで幅広いメニューが揃う長期保存用レトルト食品。日常に溶け込むパッケージなので、置く場所にも困りません。京都祇園の老舗パン屋が出した缶入りの保存用デニッシュパン「缶deボローニャ」も、非常食とは思えない高級感のあるパッケージ。キュートなアート缶バージョンも出ているので、魅せる収納でかわいくお部屋を飾ってみては?
カセットコンロの寿命は約10年
電気やガスが止まったとき、重宝するのがカセットコンロですね。持っている方も多いと思いますが、カセットコンロの耐久年数はおおむね10年程度。この機会に一度見直してみてください。
新たに購入する場合は、加熱効率の良いものや、屋外での使用に備えて風よけ機能が付いたものがオススメです。アウトドアにも使えて、重宝すること間違いなしですよ。その他、飲料水や食料、情報収集のためのラジオや予備バッテリー、マスクやウエットティッシュ、救急セットなど、備えておきたいものはまだまだあります。百均なども上手に活用し、日頃から防災への意識を高めておくようにしたいものですね。