「お掃除の正解を知っておこう!」をテーマに始まったこの連載。第二弾は、「ノートパソコン」がテーマです。
お風呂場やトイレといった重要箇所を差し置いて、なぜ今ノートパソコン掃除なのかというと、理由はコチラ。「PCのキーボードは、トイレの便器より汚い」という事実を知ってしまったからです!直接手で触れるものだけに、かなりイヤ~な話しですよね?
在宅勤務やWEB会議などなど、使用頻度は増えたのにお手入れはサボっていたという方、この機会に正しいお手入れ方法をチェックしておいてくださいね!
ところで、どうしてそんなに汚いの?
「トイレの便器より汚い」とまで言われてしまうパソコンのキーボード。そこには一体、どんな汚れが付着しているのでしょうか。
その答えは……。
①飲食による食べカス・シミ
②手の汗や皮脂による汚れ
③髪の毛やフケ
④糸くずやホコリ
主な汚れの原因は、以上の四点。これらがキーボードやキーの隙間に入り込み、汚れが蓄積されていきます。さらにキーボードの熱で温められることで、雑菌やバクテリアの格好の住処となっていくのです。
これまで、雑菌だらけのキーボードを触りながらお菓子を食べたり、目をこすったりしていたのかと思うと……、かなり怖いですね!
キーボードのお掃除方法
それでは、急いでお掃除方法をチェックしていきましょう(笑)。
ここでは、ノートパソコンに多いキートップが外しにくい型のキーボードについて、分解しない掃除方法を紹介していきます。
■必要なもの
・エアダスターまたはキーボード専用グッズ
・アルコール入りウエットティッシュ
・綿棒
・無水エタノール
■キーボード掃除の手順
①パソコンの電源を落とす。
②キーボードの表面と隙間にエアダスターを吹きかけ、入り込んだホコリや汚れを吹き飛ばす。または専用グッズで隙間を掃除する。
※専用グッズ:専用ブラシ、専用ハタキ、エアブラシ、スライムクリーナーなどがある。
③アルコール入りウエットティッシュで、キーボード全体をやさしく拭く。
※水滴が入り込むと故障の原因となるため、ティッシュの水分が多い場合は絞って使う。
④キーとキーの間の溝は、無水エタノールを浸み込ませた綿棒で拭く。
※水滴が落ちないように注意する。
以上の手順で、使用頻度に合わせてお手入れを行うようにしましょう。
ノートパソコンの場合、キーボードのすぐ奥にハードディスクやCPUが搭載されています。汚れが蓄積すると、不衛生なだけでなく本体の不具合にもつながるそうです。こまめなお手入れを心掛けましょう。
その他のお掃除方法
キーボード以外のお掃除手順をご紹介します。
①ハンディワイパーなどで、ノートパソコン全体のホコリやゴミを拭き取る。
②エアダスターで、底面の排気口、USBポートに入り込んだホコリなどを吹き飛ばす。
③液晶クリーナーで液晶画面を拭く。
※画面が傷つくため、アルコール入りウエットティッシュ、ティッシュペーパーなどは使用しない。
ノートパソコン掃除の注意点
パソコンは精密機器のため、取り扱いについてはそれぞれの取扱説明書を確認して掃除に取り組むようにしてください。
また下記二点は、通常の掃除の際に使って当然のものですが、パソコン掃除にはNGとなるので覚えておきましょう。
■水
水は電子機器の大敵。パソコンの拭き掃除に、水拭きや普通のウエットティッシュを使わないよう気を付ける。
■アルカリ性・酸性の洗剤
汚れを取る際に、アルカリ性と酸性の洗剤を使用するのはNG。部品などに不具合が出る可能性も。
また、キーボードの隙間やUSBポートのホコリを吸い出すため、エアダスター代わりに家庭用掃除機の使用を推奨するサイトもありますが、吸引力が強すぎて不具合が生じるケースも起こりうるため注意が必要です。
愛をこめてお手入れを
ノートパソコンがすっきりキレイになったら、清潔さをキープするよう心掛けましょう。
キーボードカバーを付ける、パソコン周りで飲食しないようにする、使い終わるときにアルコール入りウエットティッシュでひと拭きする、などがオススメです。
日頃からお世話になっているノートパソコン。愛情をこめてお手入れし、日々清潔さを心掛けて使うようにしたいものですね!