同じ家を売ろうとしても、価格設定や売却のタイミングによって、売却価格は大きく変わってきます。せっかく家を売却するなら、できるだけ高く売りたいですよね。
今回は家を高く売りたいとお考えの人に向けて、家を高く売るためのコツを、とくに重要な3点に絞ってお話ししていきます。
不動産一括査定サイトで複数の見積もりを比較
家を高く売りたいなら、まず不動産一括査定サイトで、複数の不動産会社から見積りを取ってください。不動産一括査定サイトを利用する理由は、大きくふたつあります。
ひとつは、相場価格の把握です。自分がいくら高値で売却したいと思っても、買ってくれる人がいなければ売買は成立しません。そのためにも、相場価格を知ることは非常に重要です。
相場価格を知るためには、最低でも3社、できれば6社以上から見積もりをもらいましょう。1〜2社だけの見積もりでは、比較対象が少なすぎて、正確な相場が判断できません。
もうひとつの理由は、よい不動産会社をみつけるためです。私たちは買主探しから価格交渉まで、すべての折衝を不動産会社へ委託することになります。つまり、不動産会社の能力によって、売却の成否は決まってしまうわけです。
一括査定サイトを使えば、複数の不動産会社と直接やり取りができるので、優秀な不動産会社を探しやすくなります。これが、もし1社ずつぜんぶ自分でコンタクトを取っていたら……想像するだけでゾッとしますよね。
高値で売れるタイミングを狙って売却する
家の売買価格は、築年数だけでなく、市場の動向によっても大きく変動するものです。国土交通省が2022年6月に発表した「不動産価格指数※」をみると、前月よりは若干下がったものの、依然として好調を維持しています。
もう少し長いスパンでみても、2013年ころから右肩上がりを継続しており、さらに2022年からは急激に価格が上昇しています。住宅ローンの税制改革などに注意をする必要はあるものの、マクロの視点からみると、現在は売却に適した時期といえるでしょう。
また長期スパンだけでなく、1年単位でのタイミングにも、注意しておくべきです。レインズのデータを調べてみると、やはり新学期前の2月と3月の売買数が多いようですね。
需要が多ければ、当然高値での売却が期待できます。可能であれば、2・3月に向けて、前年度末ごろから売却できるように準備をしておきましょう。
※参考:不動産価格指数、住宅は前月比 0.1%下落、商業用は前期比 3.7%上昇
最初から低い価格で売りに出さない
最後になりますが、高値売却のための重要なポイントをお伝えします。それは「最初から低い価格で売りに出さない」ということです。というのも、買い主は必ずといっていいほど、値引きを要求してきます。もし最初から低い価格で売りに出したら、希望額よりもかなり低い金額でしか売れません。
値下げは簡単ですが、途中で値上げをすると非常に印象が悪いです。実際、値上げをしたら、反感を買ってなかなか売れませんしね。まずは「希望価格よりも1割程度高い金額」を目安に、売却をスタートしてみてください。
なお、今回紹介したのは、あくまでも一例にすぎません。「内覧の準備」「不動産買取の利用」など、家を高く売りたいなら知っておくべきポイントは、やまほどあります。もし不動産の売却を検討中ならば、リアルキューブにぜひ相談してみてください。
少しでも家が高く売れるように、全力でサポートいたします。
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