マンション暮らしなら必須!犬の防音対策はまずコレから

マンションで犬を飼っている人にとって、鳴き声や足音に対するクレームは、非常に頭の痛い問題です。自由にのびのびと生活させてあげたいけれども、同じ階や上下階の人とトラブルになっても困る。そういったお悩みをおもちのかたに、今回はマンション暮らしなら必ずやっておきたい、犬の防音対策を紹介していきます。

トラブルを引き起こす犬の騒音とは

マンションにおける犬関連のトラブルは、鳴き声と足音がダントツに多いです。まず鳴き声ですけれども、犬の鳴き声は飼い主が思っている以上に、他の部屋へ響いていると思ってください。

東京都環境局のサイト※によると、犬の鳴き声は約90〜100デシベルもあるそうです。90デシベルの騒音レベルは、きわめてうるさいレベルに分類されており、人間の声でいえば「怒鳴り声」に相当します。ピアノの音でさえ80〜90デシベルですから、犬の鳴き声がいかにうるさいか、おわかりいただけるでしょう。

犬の足音もやっかいな問題です。爪が床をひっかくカリカリという音は、音量が小さくてもかなり耳障りに感じます。しかも走り回ったりジャンプしたりすると、振動も加わり、下階に住む住人のイライラはもはやピークの状態です。

なにも対策しなければ、他の住民との関係は間違いなく悪化するでしょう。しかし逆に考えれば、騒音に対する防音対策さえしっかりしていれば、まったく問題なく犬と生活できるわけです。

このあと、鳴き声と足音にわけて、オススメの犬の防音対策を紹介していきます。

※参考:東京都環境局 生活騒音

1|犬の防音対策【鳴き声編】

※参考:後付樹脂内窓 プラメイクEⅡ

犬の鳴き声対策として出来ることは、現在ある窓の内側に新しく設置する、二重窓がベストチョイスになるかと思います。窓が2枚になるので、騒音対策と合わせて結露防止効果も期待できます。

壁については、隣室との壁を内側に広げて遮音シートと吸音材を充填する方法がオススメです。こうすれば、隣室へ伝わる振動もカットできるので、隣室への影響は大幅に軽減できるでしょう。

ただし、二重窓も壁の防音工事も、少なくとも数万円から数十万円単位の費用がかかります。また内側に張り出すぶんだけ、室内空間が狭くなる場合もあるので、専門業者との綿密な打ち合わせが必要です。

2|犬の防音対策【足音編】

※参考:品名画像集スクエア2400ソワレ | 東リファブリックフロア | カーペット・ラグ&マット

小型犬なら、カーペットタイルやコルクタイルを床に貼るだけで、階下への騒音はかなり軽減できます。しかし中型以上の犬になると、床材にもう少し厚みがないと、ジャンプした際の振動を防げません。

そこでオススメなのが、防音カーペットと遮音フローリングへのリフォームです。防音に関しては、防音カーペットが一番確実に足音を消してくれます。また、施工範囲がごく狭い場合は、器用な人ならDIYでの施工も可能です。

とはいえ、デザイン上の問題で、どうしてもフローリングがいいという人もいるでしょう。その場合は、吸音マットを組み込んだ遮音フローリングへの張替えがオススメです。多少防音性能は落ちるし、費用もかなり割高になりますが、木の質感が好きな人は遮音フローリング一択になります。

まとめ

他人と生活空間を共有するマンションで犬を飼うならば、防音対策は必須です。犬の防音対策を怠ると、間違いなく人間関係がおかしくなります。最悪、せっかく購入したマンションを手放すことにもなりかねません。

そういった悲しい事態に陥らないためにも、今回紹介した防音対策だけは、必ずおこなってください。なおマンションの場合、リフォームに制約があるケースも考えられます。事前に、専門業者としっかり打ち合わせをしておきましょう。

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