人生を左右する大きな買い物、住宅。
お金、家族、仕事などなど、節目はいろいろありますが、いったい皆さんはどんな基準で購入を決断しているのでしょうか。今回は、「マンション購入に適した年齢はいくつなのか」というテーマでお届けしたいと思います。
みんなはいつ、買っている?
実際に、世の人々はどんなタイミングでマンションを購入しているのでしょうか。
国土交通省「住宅市場動向調査報告書」によると、2019年度に分譲マンションを購入した最も多い層は、30代で43.5%、次点が40代で25.3%。平均年齢では、43.3歳となっています。
また中古マンションを購入した最も多い層は、40代で28.7%、次点が30代で23.9%。平均年齢では48.2歳となりました。
全体的に平均年齢が上に感じられるのは、50~60代での購入者が一定数いるため。
マンション購入の中心世代は、やはり30代ということになりますね。
20~30代
だからといって、20~30代でのマンション購入が早すぎるわけではありません。
若いうちの購入は、住宅ローンの返済が早く終わるので、メリット大と言われています。早くローンが終わるだけでなく、賃貸に掛ける費用も少なく済むので、全体的に恩恵は大きいものになります。
ただ、家族構成の変化や、転勤・転職といった不測の事態も多い年齢なので、余裕のあるプランニングが必要になります。また、まだ収入が低く自己資金が少ない場合だと、住宅ローンの限度額が低くなってしまう場合もあります。
30~40代
仕事、健康、家族などなど、状況が安定してくるこの年代が、もっとも住宅購入しやすい年代と言えそうです。住宅ローンを30~35年返済で組む場合などは、年齢を考慮して早めに着手するといいかもしれません。
40~50代
勤続年数が長くなり、収入も生活も安定しているため、マンション購入に適した年代です。
社会的地位や年収、資産もできるので、ローンの審査が通りやすく、借りられる限度額も高くなる傾向があります。
ただし、定年までに住宅ローン返済をする場合など、月々の返済額が高くなる場合があります。銀行などでも、完済時年齢は80歳前後と設定されているので、ローンの組み方に注意が必要です。
統計的に見ても条件的に見ても、マンション購入の適齢期は、30~40代という結果になりました。もちろん、ここに記したものはあくまで目安。
それぞれの経済状況、家族構成、ライフスタイルなどによって、購入のタイミングは異なってくるはずです。現在、ご自身の状況がマンション購入に適しているかどうか、気になったという方は、ぜひリアルキューブまでご相談ください。