ちゃんと知りたい!“お掃除の最適解①”みんなのくつろぎスペース・カーペット編

日常の中で、誰もがやっているお掃除。でも、「自分のやり方、これで合ってるのかな」と気になったことはありませんか? 

このシリーズでは、「お掃除の最適解」について探っていきます。せっかく掃除をするのなら、正しい手順と方法を知って、きちんと成果を上げたいもの。この機会に、ぜひ改めてチェックしてみてください。

第一弾のお題は、“カーペット”。汚れが見えにくい上に、洗うことも干すこともしづらい難敵。それでは、さっそく見ていきましょう!

カーペット掃除の最適解とは?

座り込んだり寝転んだり、家族がくつろぐことの多いカーペット。表面的にキレイに見えても、本当に掃除できているか目視できないのが心配なポイントですよね。

事実、フローリングや畳の上のカーペットは通気性が悪く、湿気がこもってカビがはえたり、皮脂や食べ物のカスが溜まってダニが発生したりと気になる要素がテンコ盛り。

そんなカーペット掃除の最適解とは……。

基本的に、日々の掃除には掃除機を使います。衛生面を考えると、毎日~週2回程度は掃除機を掛けたいところ。「しっかりキレイにしたい」場合は、下記3ステップでお掃除していきましょう。

STEP.1|掃除機で、ゴミやホコリを吸い取る

STEP.2|粘着式クリーナーで、毛髪や糸くずを取る

STEP.3|拭き掃除で、皮脂や汗を拭き取る

ちょっと意外な掃除機の掛け方

カーペット掃除の基本は、掃除機掛け。当たり前すぎて、何だか拍子抜けしてしまいますよね。でもカーペットの場合、その掛け方にちょっとコツがあるんです!

■ゆっくり優しく掛ける

力を入れず、ゆっくりと掃除機を掛けることが重要。力加減の目安は、掃除機のノズルを持ち上げるとカーペットが吸い付いてくる程度。カーペットに掃除機を押し付けすぎると、ゴミが奥に逃げてしまうので注意。

掃除機の吸引力は押すよりも引く方が強いため、手前に引きながら掛けると効率よく吸引できる。

■毛並みに逆らって掛ける

カーペットの毛流れの向きを確認し、毛流れの反対方向に向かって掃除機を掛けていく。毛を起こしていくことが、根元に溜まったゴミを吸い取るコツ。長い毛足が絡み合っている場合は、目の粗いクシやカーペット用のクシでとかす。

■タテに掛けたら次はヨコから

毛流れの反対方向に向かって掃除機を掛けたら、次は体の向きを変えて掛ける。初めに北から南に向かって掛けた場合、次は東西の方向から掃除機を掛けると、ゴミがしっかり取れる。

■裏側も掛ける

カーペットの裏側は、ホコリや砂、カーペットの接着剤などでざらつきやすい。裏側も掃除機を掛けておき、通気性をキープしておきたい。

粘着クリーナーでコロコロ

毛髪や糸くず、ペットの毛など、掃除機で吸引しきれなかったゴミは、粘着クリーナーをコロコロして取り除きます。

ただし粘着クリーナーは、絡みついている表面的なゴミを除去することはできますが、毛足の奥のゴミは取れません。あくまで、掃除機で吸引しきれないゴミを取る手段と考え、カーペット掃除の主役にはしないよう注意しましょう。また、ゴム手袋をした手でカーペットの表面をこすっていくと、静電気が発生して毛やホコリなどのゴミがゴッソリとれるのだとか。有名な裏ワザなので、こちらもぜひ一度試してみてください。

晴れた日には、拭き掃除を

汚れた靴下や素足で歩くカーペットには、汗や皮脂などがしみ込んでいます。月に一度程度を目安に、重曹や衣料用の中性洗剤を使って拭き掃除をするようにしましょう。

■重曹を使う

100mlの水に対して重曹小さじ1程度を溶かし、重曹水を作る。重曹水をカーペットにスプレーして乾いた雑巾で拭くか、重曹水につけて固く絞った雑巾でカーペットを拭く。

掃除機同様、向きを変えてタテヨコ方向から拭くと、しっかり汚れが落ちます。

※イグサやジュートなどの天然素材、ウール素材などは、重曹を使うと変色してしまうことがあるので注意が必要。

■衣料用中性洗剤を使う

5%程度の濃度の洗剤水を作る。洗剤水の中で固く絞った雑巾で、カーペット全体を拭く。拭き終えたら、さらに水拭きで仕上げる。

※カーペットの素材によっては、使用できない洗剤もあるので確認が必要。

カーペットに水気が残るとカビの原因になってしまいます。拭き掃除をするときは、できるだけ晴れた日に風通しのよい状態で行うようにしてくださいね。

その他のお手入れ

■ダニ対策

ダニは乾燥と紫外線に弱いため、カーペットの天日干しも効果的。取り込んだら掃除機を掛けてダニの死骸を吸い取ることも忘れずに。

外に干せない場合は、スチームアイロンの蒸気を当て、その後は掃除機を掛ける。

■ペットなどの匂い対策

ペットの粗相などで匂いがついてしまった場合は、重曹の粉末をカーペットに振りかけ、しばらく置いてから掃除機で吸い取る。就寝前などに重曹を撒き、一晩おいて翌朝掃除機を掛けるとより効果的。

以上、“お掃除の最適解”カーペット編でした。ぜひ、明日からのお掃除に活用してみてくださいね!

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