身内が亡くなると、悲しい気持ちで何もしたくなくなるでしょう。しかし実際はやるべきことが多く、その中のひとつが遺品整理です。では、遺品整理はいつから始めるのが適切なのでしょうか?
遺品整理を始めるタイミング
遺品整理を始めるタイミングに正解があるわけではありませんが、以下の4つのタイミングを目安におこなうと良いです。
- 四十九日の後
- 諸手続きの完了後
- 葬儀直後
- 相続税発生前
1. 四十九日の後
四十九日とは、故人の魂が現世をさまよっているとされる期間のことです。そのため、魂があの世へ行く四十九日を目安に遺品整理をおこなう方が多いです。また四十九日には遺族が集まるため、遺品整理の際の形見分けをおこないやすいというメリットもあります。
2. 諸手続きの完了後
身内が亡くなると、多くの手続きをする必要があるため忙しいです。たとえば生活インフラの停止や、年金・保険金関係の手続きなどです。したがって、これらが終わって落ち着いたタイミングで遺品整理をおこなうのも良いでしょう。
3. 葬儀直後
もし故人が賃貸物件に住んでいた場合、物件の契約上の問題から葬儀後すぐに遺品整理をおこなわなければなりません。また遺族の中に遠方に住んでいる方がいる場合も、葬儀直後に遺品整理をおこなうことが多いです。
4. 相続税発生前
相続税は、被相続人が亡くなってから10ヶ月以内に申告・納税する必要があります。しかし相続税算出のためには、遺品整理をおこない、相続財産の金額を確定しなければなりません。つまり、遺品整理は遅くとも相続税発生前にはおこなう必要があるということです。
相続税の申告はご自身でも可能ですが、手続きは決して簡単ではありません。そのため、税理士などの専門家や、相続についても相談できる遺品整理業者に依頼するのもひとつの手です。
遺品整理を業者に依頼する際の注意点
遺品整理を業者に依頼する場合は、以下の点をチェックしましょう。
• 訪問見積もりをしているか
• 見積もり料金・内容が明確に提示されているか
• 問い合わせや見積もり時の対応が丁寧か
• 契約書を交わすか否か
これらは遺品整理業者によってはできていないことがあるため、最低限これらのことができている業者を選びましょう。
また見積もり段階では料金を安く出し、遺品整理当日になって追加料金を請求してくる悪徳な業者もあります。もしこのようなことがあれば、国民生活センターに連絡しましょう。
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