コダワリたいのは、やっぱりキッチン！

中古マンション＋リノベーションで、自分に合った住まいをご検討中の皆さん。今回は、こだわりたい場所ランキング上位のキッチンについて解説します。オシャレ度が上がれば気分も上がりますし、快適度が上がれば料理も一品増えるかも。というわけで、はりきって見ていきましょう！

まずは、現在使っているキッチンの便利な点、不便な点をまとめてみてください。
「シンクが低い」「収納が使いづらい」「調理台が狭い」などの不満があれば、プランニングのポイントになります。
そして大事なのは、どんな風にキッチンを使いたいかイメージしておくことです。日常の動線はもとより、大勢で賑やかに料理を楽しみたい、たくさんの食器を見栄え良く収納したいなど理想の暮らしを思い描くことで、自分に合ったキッチン像が見えてくるはず！

キッチンの間取り

キッチンの間取りは３タイプあります。

◆独立型
キッチンが別部屋に仕切られている形。匂い漏れや油とびを防げたり、インテリア面ではリビングから見えないので生活感を消すことができます。家の面積にある程度余裕がある場合にオススメ。

◆オープン型
キッチンが壁などで区切られていないスタイル。キッチンセットを壁付けにしたり、ペニンシュラ型やアイランド型(※次項で説明)に設置することが多い。対面式は、調理しながら会話が楽しめるため人気。

◆セミオープン型。
オープン型と同様、ダイニングに向かってキッチンセットを設置する形だが、上部に吊戸棚、コンロやシンク前に仕切り壁を設置するスタイル。家族やゲストと会話しつつ、作業中の手元も隠せる。

キッチンセットの設置方法

キッチンセットをどのように配置するかもイメージしてみてください。

◆壁付け型
リビングダイニングの壁際にピタッと設置する方法。スペースを効率よく使えるので、手狭な家にも◎。一方、部屋に対して背を向けて作業するため、小さなお子さんがいる場合などは目が届きにくい面も。

◆ペニンシュラ型
ペニンシュラとは、半島の意味。コンロやシンクを壁から半島のように突き出させた形で配置する方法。作業をしながら家族と会話が楽しめる。テーブルカウンターを取り付けるスタイルも人気。

◆アイランド型
コンロとシンクなど、カウンターの一部を島のように壁から離して設置する方法。キッチンを囲み、複数人で会話や作業が楽しめるので、大家族の家庭やホームパーティー好きの方向き。

キッチンのカタチ

次は、中に入れるキッチンセットの形を見ていきます。

◆I型
キッチンセットを一列に並べた形。コンパクトなので場所を選ばないため、人気が高い。

◆L型
キッチンセットをL字型に並べた形。両脇にシンクとコンロを振り分けることが多い。作業動線が短縮され、効率よく家事ができる。

◆U型
U字(コの字型)に配列した形。コンロとシンクが分かれて配置される。動線は短いが作業スペースが広いので、ゆとりを持って作業できる。

◆Ⅱ型
コンロとシンクを二列に分けて配置する形。振り返りの動作で作業できるので効率が良く、作業スペースや収納スペースも多く取れる。