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中古の気になる耐震事情【後編】結局「旧耐震」って危ないの?

新耐震基準

「旧耐震=地震がきたら危ないし、お金も返ってこない」というマイナスイメージが付いてしまうのも無理はないかと思います。

では実際、「阪神淡路大震災」や「東日本大震災」の時に旧耐震の物件は住めないくらいの被害を受けたかというと、そうではないです。

「東京カンテイ」の調査における旧耐震・新耐震別のマンションの被害状況をまとめたデータによると、割合で言うところ、新耐震と旧耐震では大きく差は生じていないのです。

参考:「東日本大震災 宮城県マンション被害状況報告(PDF)」
参考:「東日本大震災の被災状況について(PDF)」

新しければいというわけではない。

内見を重ねている方ほど実際に築30年以上の中古物件が、築浅マンションより整備された印象を受けることはよくあると思います。中古マンションは新築マンションと違って管理体制を見て買うことができます。耐震性についても築年数が新しければ単純に安心ではなく、管理体制に問題があれば駆体の劣化は早く、古くても管理状態が良ければ耐震改修を行って新耐震適合マンションになったというケースも少なくありません。
 
どのくらい揺れるのかと考えたとき、「比較的築浅の狭い土地に建てられた高層マンション」と「築年数は経過しているけれども広い土地に建てられた低層マンション」であれば、専門的な知識がなくとも、どちらが大きく揺れるのかというのは想像しやすいのではないでしょうか。

私が旧耐震を選ぶわけ

旧耐震は控除が使えなくても金額の面でのメリットはあります。
控除が使えない分、そもそもの物件価格が同じ立地でも安価であることが多いです。
 
新耐震基準の物件を選んで、やりたかったリノベーションを予算オーバーで行えなかったというのもよくある話です。住宅ローン控除の最大控除額は400万、それよりも物件価格を抑えて、リノベーションの内容で理想の生活をつくることはご自身の人生を豊かにすることに繋がるのではないでしょうか。
 
未曾有の災害に備えることはとても大事なことです。しかし、やみくもに基準だけを信用せず、新耐震でも旧耐震でも物件の状況を把握した上で選ぶことが大事です。

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