ペットのための避難グッズ、私はコレを用意しました。

2024年元旦の夕暮れ時に発生した能登半島地震、友人が七尾市に在住していることもあり地震発生後に、家屋倒壊や地割れなどの様子を動画で目の当たりにし、心が締め付けられるのと同時に人ごとではないと恐怖を感じました。天災は人の手では絶対にコントロールできません。ならば、そうなった時にどれだけ自分で自分たちの命を守ることができるか。ここの準備に尽きると思います。

さて、我が家には愛犬が1頭います。地震が起きた時にどのように動くのがベストなのかを考えることから始めました。

2つのパターンで脳内シュミレーション

家屋が倒壊したり、火災など逃げる事しかできない時のことは一旦置いておいて、愛犬と災害時にどう生き抜くのか、2つのパターンで脳内シュミレーションをしてみます。

【パターン①】
ライフラインは止まったが、自宅で過ごすことができる

【パターン②】
避難所ですごさなければならない

パターン1|ライフラインは止まったが、自宅で過ごすことができる

この場合考えられる心配は
・与える水の確保
・食べ物
・トイレ
・瓦礫
・夏の場合は暑さ
・冬の場合は寒さ

パターン2|避難所ですごさなければならない

この場合考えられる心配は
・与える水の確保
・食べ物
・トイレ
・夏の場合は暑さ
・冬の場合は寒さ

心配を少しでも解消するために、準備できるものは何だろう?

上であげた心配リストを解消するために私が準備したものをご紹介します。①のパターンには防災グッズボックス、パターン②には防災バッグで別に用意しています。

パターン①の場合の「愛犬用防災ボックス」

【1】水の確保
ミネラルウォーターを2ケース確保しました。ペットへミネラルウォーターはあまり与えてはいけないと言われていますが、災害時にそんなことは言っていられません。とにかく人にもペットにも水が必要なので、多めに備えていいと思っています。

【2】食べ物の確保
人間用の缶詰などの保存食と、いつも食べているドッグフードを1袋(約1ヶ月分)用意しました。もしもの時に愛犬に食べさせても大丈夫なようにカンパンやカロリーメイトなどを多めに備えました。

【3】トイレ
おしっこシーツを数パック備えました。併せて防臭素材の「BOS」という人間用のトイレも購入しました。ペットのうんちも一緒に袋に入れて置いておくことができます。おしっこシーツは人間も使えるので多めにあっても役立つかと思います。衛生面ではウェットティッシュも備えました。

【4】暑さ、寒さ対策
寒さ対策は着るものやブランケット、防災シートなどで耐えることが可能です。しかし、暑さだけはどうしたら良いものか、未だ対策が思い浮かばず日々考えています。良いアイデアをお持ちの方がいらっしゃったら、ぜひ教えていただきたいです。

パターン②の場合の「愛犬用防災バッグ」

パターン①と違って移動しなくてはなりません。先に申し上げたとおり、家屋が倒壊したり、火災など逃げる事しかできない時のことは一旦置いておいて、万全の態勢で避難するとしての準備をしました。

【1】ペットカート
荷物を乗せられるだけでなく、カート上部がセパレートし、キャリーケースにもなります。瓦礫やガラスなどが散乱していることが想像できるので、カートに乗せておけば安心です。また、抱いていることで安心させられるようスリングも用意しました。

【2】食べ物
いつも食べているドッグフードを1袋(約1ヶ月分)、乾燥しているおやつ

【3】飲み物
2Lのペットボトル1本とペット用の水分補給ゼリー

【4】トイレ
うんち袋、おしっこシーツ、トイレットペーパー、ウェットティッシュ

【5】瓦礫対策
ペット用シューズ(上手に履くトレーニングが必要)、全身を覆うことができるボディースーツ型のお洋服。このボディースーツは粉塵や瓦礫からペットを守ってくれるかなと思い1着を避難グッズの中に入れました。

【6】薬
持病があるペットの場合は多めに処方してもらい、いざという時のためにバックに入れておきましょう。

【7】その他
何かに役立つ!飼い主の匂いがついたお気に入りのバスタオルを1枚、そして予備のリードとカラーも。

【2】〜【7】がリュックに納められています。ペットカートに乗せるのであれば、大きなトートバックなどでも良いですね。

自家用車を持っていると安心!?

被災地では車で寝泊まりしている方も多いと聞きます。

実際慣れない避難場所でペットを連れて過ごすのはお互いに心身ともにすり減る事が想像できますよね。一緒に過ごせればいいですが、避難場所によってはペットは屋内に入れない場合も多くあります。そんな時に車があれば安心ですね。車をお持ちの方は、人間用とペット用の防災グッズを積んでおいても良いかもしれないですね。

とはいえ、全員がそのために車を買うことは難しいので、持っている方へ向けたお話しです。

まとめ

①もしもの時のイメージをし、あなたのペットに合った備えを整えましょう。

②お住まいの地域の避難場所やペットと災害についての情報を事前に収集しよう。

③もしもの時のために、頭の中で避難訓練を繰り返そう。

④最低限の躾をしておきましょう。

⑤後悔先に立たず!思い立ったら防災グッズの準備を始めましょう。

あれもこれも必要なのではないかと、避難グッズは増えてしまいがちです。さまざまな状況に合わせて準備をしておくことはとても大切ですが、最低限1週間分の準備をしておきたいですね。
そして、1番大切なのは命です。もしもの事が起こった際は身を守ることを第一に動きましょう。

私たちに何かあったら、そもそもペットたちを守ることができません。ですので、自分たち人間用の備えも忘れずに。「私が備えた防災グッズ|人間バージョン」については、また次回にお話ししようと思います。


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