映画の中のインテリア①“赤”が作る『アメリ』の世界

アメリからインテリアを学ぶ

ご自宅をもっと素敵な空間にしたいという皆さん、お気に入りの映画を参考にしてみてはいかがでしょうか。

この連載では、古今東西お洒落と名高い映画を、インテリアの視点からご紹介します。自分らしいお部屋のアイディアをぜひ見つけてみてくださいね。

ヘンテコ&キュートなアメリ

第一弾は、フランス映画『アメリ』。2001年公開の大ヒット映画ですが、今なおファンの多い作品です。主人公アメリは、両親の影響で、大人になっても他人とコミュニケーションが結べないちょっと変わった女の子。新たな出会いによって少しずつ変わっていく彼女の姿を、独特の映像を通じて印象的に描き出しています。とにかく赤と緑が効果的に使われていて、強い印象を残す作品です。

ポスターにも使われたベッドルーム

やはり一番魅力的なのが、アメリのアパートメント。ポスターにも使われたアメリのベッドルームは、全方位赤い壁紙が貼られた真っ赤な部屋。といっても少しくすんだ赤で、絵画やクッションなど所々に淡いグリーンが使われているのが好バランスです。真鍮のベッドやスタンドライト、絵画のフレームに主張する色はなく、赤と緑がメインの統一感あるインテリアになっています。

リビング&キッチン

アメリのリビングも、やっぱり赤がメイン。素材や色に少しずつ違いがありますが、ソファもクッションも赤系で統一されています。よくアメリが眺めているTVの枠や馬の置物はミントグリーン。ソファ脇のランプはきれいなブルーで、赤と対照的な色を差し込むことで、赤を際立たせています。

個人的にオススメしたい箇所はキッチン。白黒で縁どられた赤×白の市松タイルと、そこに真っ赤なフライパンが掛けられているシーンは、なぜか心にくっきり焼き付いています。

主役の色を決める

その他、管理人のマダム・ウォラスのお部屋も見どころ。蒸発した夫との思い出の品などがゴチャゴチャと置いてあるものの、扉や窓の木枠、作り付けの家具がミントグリーンで統一されているためか汚く見えません。

アメリは赤、マダム・ウォラスはミントグリーン。“主役の色を決めて統一感を出す”という技は、お部屋づくりのベースに取り入れたいですね。

お部屋づくりのワクワクが加速する『アメリ』、ぜひチェックしてみてください!

ページトップに戻るGO TOP
フリーダイヤルアイコン0120-323-432